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2025.01.14
国内初!50Gbps超高速インターネットをPONで実現
2025年1月よりフィールド実証開始
ケーブルテレビをはじめとする放送・通信に携わる事業者のソリューションプロバイダ シンクレイヤ株式会社(東証スタンダード:1724、代表取締役社長:山口正裕、本社:名古屋市)(以下、当社)は、CCJグループの株式会社エヌ・シィ・ティ(代表取締役社長:今泉道雄、本社:新潟県長岡市)(以下、NCT)と協業し、PONテクノロジー世界最速規格である『50G-PON』を用いた50Gbps の超高速光インターネットサービスのフィールド実証を2025年1月に開始する運びとなりました。
なお、FTTH における50G-PON規格 のフィールド実証は国内初の取り組みとなります。
PONテクノロジーの世界最速規格『50G-PON』でDX化に貢献
50Gbps(ギガビット毎秒)の通信速度 は非常に高速であり、大容量データの送受信やリアルタイム性が求められる用途に適しています。データ転送や高解像度のストリーミングだけでなく、遠隔医療やリモートロボット制御など、高速かつ低遅延が求められるサービスにも対応可能となります。2018年に経済産業省が公表したDXレポートでは、日本は他国に比べると様々な領域においてDX化が遅れており、このまま変革が進まなければ競争力が低下し、2025年から年間で約12兆円もの経済損失が発生すると推測されています。こうした背景のもと、現在は様々な分野でDX化が求められており、超高速インターネットの需要はさらに拡大していくと予想されます。
そこで当社は高速インターネットサービス提供の一助となるべく、現在製品化されているPONの中で最も高速である『50G-PON』を利用した国内初のフィールド実証をNCTと協業で行います。
本実証について
目的
エンドユーザー向けの50Gbpsサービスの導入
実証期間
2025年1月~(終了時期未定)
対象
新潟県中越・県央地域
実施方法
センター機器として当社ブランドであるOLT【MA5800-X7 】※1に50G-PON&XGS-PON Comboカード ※2を実装し、ユーザー宅には50G-PON ONU※3を利用。当社は、システムインテグレーションや運用検証を行うとともに、NCTの協力のもと、既設のFTTH伝送路やダークファイバーを活用し、速度測定や各種機能の確認を含むフィールド実証を実施。
●フィールド実証のイメージ
※1:通信事業者のセンターに設置される終端装置。光ファイバーから受信した光信号を電気信号に変換したり、電気信号を光信号に変換したりする役割を持つ。
※2:50G-PONは50Gbps の高速対称データ転送をサポートする規格。XGS-PONは10Gbps の高速対称データ転送をサポートする規格。
※3:光回線を使用するユーザー宅に設置される機器。光ファイバーから送られて来る光信号を電気信号に変換する役割を持つ。
フィールド実証の検証機器
当社は、経営理念にある「最先端技術に挑戦し、高度な機器の提供とネットワークシステムの構築を通じて社会に貢献する」に基づき、今後も社会とお客様のニーズを的確に捉え、革新的な製品開発に注力してまいります。