既設配線を使うという新しい提案

そのような折、ちょうどシンクレイヤの営業の方が「テレビ線インターネット・Wi-Fiシステム」の紹介に来られました。既設のテレビ配線を利用したWi-Fi設備ということで、参考までにお話を聞いてみることにしました。
その結果、私たちが求めているものであることが分かり、概算費用の提示をお願いしたところ、新設とは比較にならないほど低予算で実現できることが分かりました。
ただし導入には不安要素もありました。まずシンクレイヤという会社がどのような会社なのか全く知らなかったこと、テレビの配線で本当に問題なく通信できるのかなどです。そこで導入している他の宿泊施設の担当者の方にお話を聞くなどして調べたところ、特に問題になるようなお話もなかったので、導入に踏み切りました。

客室をクローズせず、
わずか1週間足らずで設置完了

まず費用面では、構築費用自体が非常に低かったことに加え、様々な助成制度も併用できたことから、無理なく導入することができました。
そして肝心の工事も、各部屋にWi-Fiモデムを設置しテレビ端子に接続していくだけという非常に簡単なものであったことから、100室を超えるにもかかわらず1週間もかからず完了しました。これには非常に驚きました。
そして決して安かろう悪かろうではなく、各客室とも安定してWi-Fiが使用できますので、当社にとって良い選択であったと思っています。

思わぬ利点が社内のリモート会議

新型コロナ禍で「リモート会議」というものが当たり前となってきました。当社においても他の事業所とリモート会議を行う機会も増えてきましたが、ネットワークに接続できる執務室やパブリックスペースも限られていました。
困っていたところ、予備機として購入していたWi-FiモデムをTV端子に繋げば、どこでもネットワーク対応になることが分かりました。これは思わぬメリットでした。
今では、リモート会議を行う際にWi-Fiモデムを会議で使用する部屋に持っていき、その場でネットワーク接続を行っています。予備機として購入しましたが、リモート会議用のWi-Fiモデムとして非常に便利に使わせてもらっています。